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施工計画書~作業手順書 (建築・設備・電気) お役に立てるコンテンツを低価格でご提供します。 こちらのページでは、施工計画書の作成例をご紹介いたします。施工計画書を初めて作成される方の中には、正しい書き方が分からずにお困りの方もいらっしゃることでしょう。 そういった方々に向けて、施工計画書の作成例を掲載しておりますので、ご参考いただけますと幸いです。 |
■総合施工計画書作成要領(前半) |
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1)施工計画書記載事項の内容 施工計画書に記載する事項の標準的内容は下表のとおりとする。 |
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2)表 紙 ・施工計画書の用紙規格はA-4縦、横書きを原則とする。 【作成例】 |
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3)目 次 ・「1.施工計画書記載事項の内容」にあげる記載事項のほか、工事の内容に応じて、項目の追加、細分化をしてよい。 【作成例】 |
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01 工事概要 02 実施工程表 03 現場組織表 04 施工体系図 05 主要工程 06 品質計画 07 養生計画 08 緊急時の体制および対応 09 安全対策 10 環境対策 11 仮設計画 12 再生資源の利用の促進と建設副産物の適正処理方法 13 産業廃棄物処理フロー図 14 その他 |
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4)工事概要 ・工事概要及び工事内容を特記仕様書の「工事概要」を参考に記載する。 【作成例】 工 事 概 要 |
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【新築の作成例】 工 事 内 容 |
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【改修の作成例】 工 事 内 容 |
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5)実施工程表 ・実施工程表はネットワーク・バーチャート等で作成し、各種別又は、細別毎の作業開始・終了がわかるように記載する。 ・工程表は、それぞれの作成方法・特性を十分理解し、該当工事に適した様式で作成する。 ・作成にあたっては、立地条件、気象・地質・地下水等により施工に大きな影響が予想される事項については、過去のデータ等を充分調査し、計画に反映させる。 ・作業日数決定根拠は、計画工程表に表示するか、資料として整理し、工程打合せ時等に提示出来るように整理しておく。 ・計画出来高曲線を点線で記入する。また、工事中は実施出来高曲線を実線で記入し工程管理を行い、毎月月報を提出する。 ・備考欄に書類提出や検査等の予定を記入する。 ・追加工事や工程の大幅な遅れ等が生じたためにフォローアップが必要な場合は、変更工程表を監督職員に提出し承諾を受ける。 【作成例】 a.実施工程表は別添(次ページ参照)のとおり b.工程管理は次の要領で行う。 ① 管理手法 各工程のつながりがわかるネットワークにより管理する。 ② 日常管理 各工程別又は細別毎の実施作業量を把握し、計画作業量を維持するため労務・機械等の配置を検討する。 ③ 週間・月間管理 ・毎週月曜日・毎月3日に工事進捗率の確認を行う。 また、毎月第1過に月報を監督職員に提出する。 ・毎月1回開催予定の月例会議において、3ケ月工程表(前月実績、当月及び翌月予定)を提出し、協議する。 また、別途発注の設備工事の工程も調整して記載する。 ・毎週○曜日に開催予定の過例会議において、3週間工程表(前週実績、当過及び翌週予定)を提出し、協議する。 また、別途発注の設備工事の工程も調整して記載する。 ④ 進度管理 工事開始より2ケ月間は2週間に1回工程曲線を用いて管理を行い、計画に対し〇%の差が生じた場合は、フォローアップを実施し、監督職員の承認を受ける。 また、それ以降は1カ月に1回、同様の管理を実施する。 別紙 A3 ヨコ 工程表参照 (ここでは省略) 6)現場組織表 ・工事に従事する構成員による現場組織表を作成する。 ・現場代理人については、夜間、休日等の緊急連絡先を記入する。 ・施工管理については、それぞれの担当区分及び担当者氏名等を記入する。 ・本社内に社内検査員等を置く場合は、その氏名等を記入する。 【作成例】 現場組織表 |
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7)施工体系図 ・施工体系図「提出用」の様式で作成する。 ・交通誘導員や揚重作業等の建設業に該当しない業種についても記載する。 ・1次、2次、3次下請けの関連がわかるように業者間を実線で結ぶ。 ・記入漏れがないようにし、該当なしの欄は斜線を記入する。 ・追加や変更が生じたら、作成年月日を右肩に記載し監督職員に遅滞なく提出する。 【作成例】 a.施工体系図は別添(次ページ参照)のとおり b.追加や変更が生じたら、作成年月日を右肩に記載し監督職員に遅滞なく提出する。 別紙 A3ヨコ 施工体制台帳 参照 (ここでは省略) 8)主要工種 ・主要工種の・細目・規格・数量等を「公開参考積算数量内訳書」を参考に記入する。 【作成例】 |
9)品質計画 (1)標準仕様書に定められた基本要求品質を満たすために、下記項目について記載する。 ① 品質目標 ② 品質管理方針 ③ 重要管理項目 ④ 工種別施工計画書作成要領 ⑤ 検査立会項目 ⑥ 写真管理計画 (2)重要管理事項は下記項目を考慮して決定する。 ① 設計意図の伝達や工事監理方針等において設計者や監督職員から指示があったもの ② 特殊材料や特殊工法を使用するもの ③ 関連工事が多いもの ④ その他品質管理上重要と思われるもの(将来股症(不具合)がおきそうなもの) (3)写真管理計画は「工事写真の撮り方(建築編)」を参照して写真管理計画表を作成する。 【作成例】 a.品質目標 標準仕様書に定められた工程ごとの基本要求品質を満たすことを目標とする。 b.品質管理方針 ① 品質目標を達成するための施工管理体制を確立する。 ② 品質管理、出来形管理及び写真管理方法について工程別施工計画書に記載し、品質のばらつきを防止する。 ③ 工事の施工に携わる下請負人に、工程会議等で施工計画書の内容を周知徹底させる。 ④ 設計図書の照査を早めに行い、問題点の早期解決を図る。 c.重要管理項目 主要工事の以下の項目について、重点管理する。なお、詳細については工程別施工計画書に記載する。 ① 不確定要素が大きい杭工事について、施工精度を高める。 ・セメントミルク工法について杭心のずれや傾斜等について管理目標値を定め、確実に施工し、結果について施工報告書で報告する。 杭心のずれ +-80mm以内 ② 外壁の一部が化粧コンクリート打放しのため躯体工事の出来形の精度を高める。 ・型枠の建込み時の垂直及び水平精度について管理目標値を定め、確実に施工し、結果については、型枠解体後各フロア毎に測定し施工報告書で報告する。 型枠建込み時の垂直精度 1/750 以内 型枠建込み時の水平精度 3mm/一辺 以内 ・クラック防止対策について誘発目地の増設等の創意工夫を提案する。 ③ 竣工後に雨漏りがしない建物をめざし、躯体にて漏水させない。 ・最上階のコンクリート打設は、タンビングと木ゴテ押さえ2回、金ゴテ押さえ2回実施する。 ・ドレイン廻りにクラック防止の補強金を入れる。なお、ドレイン廻りにコンクリートが充填しているか、コンクリート打設直後に打設音にて確認する ・設計書の納まりをよく検討し、シーリングに頼らない防水工法を提案する。 d.工種別施工計画書作成要領 ① 以下の工種別施工計画書を施工に先立ち作成し、監督職員に提出する。 |
② 工程別施工計画書には、以下の項目を記載する。 工程別工程表 管理組織図 主要資材 施工管理計画(品質管理・出来形管理・写真管理) ※自主検査チェックシート等を添付し、管理項目と管理基準を明確にする。 施工方法(作業フロー、施工方法、使用機械等) ※出来るかぎり5W1Hで具体的に記載する。 e.検査立会項目 以下の項目及び監督職員の指示する項目について、監督職員の検査立会を受ける。 なお、立会に当っては、事前に連絡調整を行うと共に、社内検査結果を準備する。 |
f.写真管理計画 ① 総合撮影計画表494 |
② 安全管理写真計画表377 |
10)養生計画 ・既存部分及び施工済み部分等の養生計画について記載する。 【新築の作成例】 a.材料搬入路 ① 仮設計画図に記載した材料等の搬入路について、砂利を敷設して養生する。 ② 足場や建物の搬入口は、養生コーナーカバー等で養生する。 b.施工済み部分 ① 施工済みの壁・柱は養生コーナーカバー等で養生する。 ② 施工済みの床は養生ベニヤ等で養生する。 c.コンクリート打設後の養生 ① コンクリートスラブ面より高い位置まで防炎シートにて覆いをする。 ② 気温25℃以上になる場合は、打設後5日間はスラブ上に散水し急激な乾燥を防ぐ。場合によっては保水シートを敷き詰める。 ③ 気温2℃以下になる場合は、最上階にシートにて覆いをする。なお、気温0度以下になる場合は、下部において練炭等で採暖する。 【改修の作成例】 a.材料搬入路 ① 仮設計画図に記載した材料等の搬入路について、万能板を設置して養生する。 ② 足場や建物の搬入口は、養生コーナーカバー等で養生する。 ③ 建物内の搬入経路はビニルシート等で養生する。 b.既存部分 ① 仮設間仕切壁設置部分は軽鉄下地石膏ボード両面張りで区画し、目張りする。 ② 既存部分の家具等は施設管理者側で移動し、固定された家具はビニルシート等で養生する。 ③ 既存ブラインド及びカーテンは一時取外し、施設管理者が指定する場所に保管する。 (屋上防水改修工事の場合) ・屋上防水の改修工事に当っては、天候に十分留意し、急変の恐れがある時はビニルシート等で養生する。 (体育館の耐震改修工事の場合) ・溶接部の直近に木製胴縁やグラスウール等の可燃物がある場合は、その周辺を防火シートで養生する。 |
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【施工計画書】作成例・参考資料集 |
【施工計画書】作成のポイント |
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